新生活必要なもの -最低限のリスト-

一人暮らしに必要なものというと、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、掃除機、パソコン、洗濯機、エアコン、布団、ベッド、枕、テーブル、収納用品、食器類、調理器具、お風呂用品、カーテン、タオルなどがあげられます。あとは消耗品でしょうか。

ただ、テレビは無くても問題ありません。所有しているだけで、NHK訪問員が来て契約させられ、お金を取られることになります。2008年9月いっぱいで訪問集金は廃止されましたが、未契約者宅への新規契約、滞納者への督促集金は今も行われています。テレビが見られる携帯電話を持っていても、それを理由に契約を迫ってきます。衛星放送が見られる場合は、そちらの料金も徴収されます。

NHKが受信料をとる法的根拠は「放送法第64条第1項」になります。このNHK訪問員は、NHKから業務委託を受けた下請けの人なので、間違った法的根拠を持ち出して契約を迫る場合もあります。所属を明らかにしない人も少なくないので、少しでもおかしいと感じたらNHKに問い合わせてみましょう。まぁ、顔を合わせて話す機会がなければ、契約することもないでしょうが。にしても、国会で予算を承認してもらってるのに、受信料ってなんだよ。

新生活必要なもの -台所編-

初めて一人暮らしをする方は、料理を毎日作るつもりでいるかもしれませんが、仕事を始めたら食事は適当になります。忙しくなって料理をする時間が無くなり、作る気力を奪われるほど疲れるからです。食材も一人用で売っているものは割高なので、外食した方が安く済む場合が少なくありません。

とはいえ、外食ばかりでも飽きてくるでしょう。なので、最低限でも炊飯器は買っておきましょう。腹持ち具合や保存期間から考えても、ご飯という食材は非常にコストパフォーマンスに優れています。お米が安いのはスーパーではなく、ドラッグストアになります。次にコスパが良いのはパスタでしょうか。パスタソースは使わず、ケチャップやふりかけで食べる場合の話になりますが。

ご飯を炊いた後は、保温せずに小分けして冷凍庫で保存することをオススメします。食べる時は電子レンジで温めればOKです。理由は保温状態を続けると電気代がかかりますし、ご飯が黄ばんでカサカサになるからです。ご飯が黄ばんでいくのは、お米の水分が失われることで、脂肪酸やでんぷん質が酸化を起こす為です。レンジで温めるよりも、何時間も保温する方が、電気代がかかります。

食品の良し悪しは各所で色々と言われていますが、正直どうなんでしょうね。あれだけ取り過ぎはダメだと言っていたコレステロールですら、日米政府は「十分な科学的根拠がない」として、コレステロールの摂取基準を撤廃しました。食品に関する科学なんて、そんなもんです。

昼は外食するとしても、朝食は納豆とご飯、夕食は卵かけご飯にするだけで、結構な節約になります。おかずはスーパーの見切り品で充分です。ただし、スーパーの惣菜は賞味期限が近い売れ残り食材などを使っていますので、賞味期限が過ぎたものを無理に食べるのは避けましょう。

栄養のバランスが気になるかもしれませんが、気にし過ぎるのも問題です。考えてもみてください。牛なんか、一生 草だけ食べています。草だけ食べても何年も生きるので、自分に合ったものでお腹を満たしていれば、悪いようにはならないのではないでしょうか。

現に、身体に悪いと言われるドクターペッパーを、毎日3缶 飲み続けて100年以上 生きている方がいます。まぁ、食べ物が寿命に与える影響なんてのは、同じような人間に対象の食品を摂取させるor摂取させないで、長年にわたって調査しないと何とも言えないでしょう。そして、ある程度の数がないと統計になりません。

話がだいぶ逸れてしまいましたが、台所まわりで必要なものは、炊飯器、電子レンジ、必要最低限の食器、鍋、フライパン、包丁、ふきんになります。食器は、茶碗、お椀、箸、スプーン、フォーク、皿があれば何とかなります。鍋は中くらいのものが1つあれば、お湯を沸かすのも、汁物を作るのも事足ります。オール電化の住宅に引っ越した場合のことを考え、IH対応のものを選んでおいた方が無難です。

包丁はステンレスのものより、セラミックナイフの方が扱いやすいと思います。硬いものには不向きですが、軽くて錆びませんし、衛生的ですので、忙しい一人暮らしの社会人向きです。耐久度はステンレス包丁の60倍あります。野菜を切るなら充分。肉は、切ってるのを買うので気にしない。格好つけて、鋼製の和包丁なんて買っても、メンテナンスできずに錆びるだけですよ。フライパンは安いのを使い捨てていくのが楽かも。

ふきんはドイツふきんblitzが吸収性に優れているのでオススメです。食器洗いはメラミンスポンジや水なしで洗えるズビズバが好きですね。家で揚げ物をしたい人もいるかと思いますが、一人暮らし用のキッチンは狭いので、使用済みの油を置いておくスペースに困る場合が多いです。揚げ物を作りたい場合は、油を使わずに“から揚げ”などが作れるコンベクションオーブンがオススメです。ノンフライヤーという手もありますが、こちらはピザやトーストが焼けませんので、コンベクションオーブンの方がお得感があります。

新生活必要なもの -寝具・浴室編-

ベッドはパイプベッドの方が持ち運びに便利です。あとは、マットレス、タオルケット、毛布、掛け布団、敷布団、枕でしょうか。この辺は好みの問題もあるので、「コレ」とオススメするものはありませんが、布団圧縮袋はあった方が良いです。理由は収納スペースが限られているからです。

1日7時間寝る場合、人生の30%以上はベッドで寝ていることになります。長い時間を共にする寝具ですので、自分に合ったものをしっかり選びましょう。また、汗をかく場所でもあるので、湿気対策はしておいた方が良いでしょう。「水とりぞうさん」を使う方が多いと思いますが、一押しは「炭八」です。効果は半永久で消臭効果付きですので、費用対効果に優れています。ベッドの下に1つ、クローゼットに1つは置きましょう。

浴室はカビが生えやすいので、浴室天井にも「炭八」を置きましょう。浴室天井にある換気扇は天井裏の空気と入れ替えていますので、天井裏に湿気が溜まっていたら元も子もありません。いくら天井裏を経由して外に繋がっていてもです。「炭八」は「出雲カーボン株式会社」が製造・販売する調湿木炭で、会社のサイトで「炭八」の無料サンプルを請求することができます。

お風呂上りはバスマットの上で体を拭くかと思いますが、水分を吸収したバスマットはカビの温床となる場合があります。かといって、使う度に洗う訳にもいきませんし、干して乾くのにも時間がかかるかと思います。なので、「珪藻土バスマット」を使いましょう。これなら洗わなくてもいいですし、秒単位で水分が蒸発して乾いていきます。お手入れは濡らした布で拭くだけでOK。

新生活必要なもの -家電編-

家電も好みや住居によるところが大きいので、「コレ」というのは難しいところがありますが、消費電力は少ないに越したことはありません。消費電力は製品概要に書いていますが、家電は状態によって消費電力が変わるので注意が必要です。詳しく知りたい方は、「ワットメーター付き電源タップ」を購入しましょう。これにコンセントを差すだけで、使用されている消費電力がリアルタイムでわかります。

部屋の壁が薄い場合や、夜に掃除や洗濯をする必要がある場合は、掃除機と洗濯機は動作音の静かなものを選んだ方が良いでしょう。住民トラブルの原因の大半は“騒音”になりますので、よほどのことがない限り、音の大きなものは避けた方が無難です。声が大きい方は「遮音・防音カーテン」を選びましょう。

エアコンに関しては備え付けられているので、それを使うほかありませんが、エアコンが苦手な人は扇風機やサーキュレーター、ハロゲンヒーターを買いましょう。都市部では石油ストーブは禁止されているケースがほとんどですので、家にあるからって持っていこうと思わない方がいいです。

買い物の極意

あなたが欲しいと思うものを買ってはいけない。あなたが必要とするものを買うようにしなさい。贅沢と欲望。これらの疫病は、あらゆる国家を破滅させるものなり。

端的に言えば、「欲しいものは買うな。必要なものだけ買え」ということです。マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウスの言葉になります。